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町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所

@daimatsushima

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町医者で総合診療医。自称患者バカ。岩手でなないろのとびら診療所を運営。認知症や在宅医療、美容や健康増進に「美健外来」、あらゆる相談に「どこに相談していいかわからない外来」、健康増進から終末期まで人生そのものに伴走。社会課題の解決に無料給食等も実施。信念は目の前の患者さんに最善を尽くす。町医者オンラインサロンもぜひ。

日本 岩手
Joined March 2017
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
2 days
岩手でなないろのとびら診療所を運営する自称「患者バカ町医者」こと松嶋大です。 総合診療にて外来から在宅診療、認知症診療や心療内科、緩和ケアも展開。 美容や健康増進に「美健外来」、駆け込み寺に「どこに相談していいかわからない外来」もやってます。 どうぞお気軽にお立ち寄りください。
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町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
10 months
(*ぜひシェアをお願いいたします) わたしが所有、運営するオークフィールド八幡平を売却をします。 ただいま、ご興味ある方からのお問い合わせをお待ちしています。 オークフィールド八幡平は岩手県八幡平市にある全32室の賃貸住宅です。 (このうち現状では28室はサービス付き高齢者向けです)
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
1 year
わたしが運営する「オークフィールド八幡平」の売却を検討しています。 現在全32室の賃貸住宅(28室はシニア向け)です。 売却にあたっては、現状維持はもちろんのこと他への転用等、さまざまご相談にのります。 ご興味ある方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
肝がん末期状態で黄疸が深刻な方の難治性かゆみ。 末期だから仕方ないと絶対に諦めず、オーダーメイドで外用薬を作る。看護師の完璧な情報を元に、私(医師)と薬剤師の知識と技術を総動員して作るスペシャルな外用薬。 予後数日だからと諦めない。亡くなる瞬間まで辛くないようにする。緩和ケアです。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
講演でよくやる質問。 「自分だったらポックリ逝きたい?」 手を挙げる人多数。 「最愛の家族にポックリ逝ってほしい?」 手を挙げる人はたいていまばら。 自分はポックリ逝きたいが、家族には逝ってほしくない。 自分勝手でも、家族軽視でもない。 この矛盾に死生観の難しさが満載されている。
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町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
1 year
わたしが運営する「オークフィールド八幡平」の売却を検討しています。 現在全32室の賃貸住宅(28室はシニア向け)です。 売却にあたっては、現状維持はもちろんのこと他への転用等、さまざまご相談にのります。 ご興味ある方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
延命目的の胃ろうを自ら選択し、胃ろうで生かされていることを誇りに思っている方を、かつて知っていた。 一家の大黒柱だった。 胃ろう+寝たきりになってなお、年金収入で家族を支えている。 一家の大黒柱としてのプライドがそこにはあった。 こういう胃ろうもある。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
終末期に点滴をしないと決断したご家族へお伝えすること。 何もしていないと深く悩むご家族へ。 「『点滴をしないという最高の緩和ケア』をしましたよね」と。 しないけど、ちゃんとやったのです。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
2 years
出会って数日での旅立ち。 もっと早く担当したいな。 がんの緩和ケア。 「なにもすることがなくなったから緩和ケア」という状況。もうずっと続いている。 がんという診断がついたら、すぐに副主治医にならせてもらいたい。 心からのお願いです。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
2 years
ここにホスピスを創ろうと思っています。そしてホスピスの周りは森です。 自然と共生し、自然と共に自分を、元気を取り戻します。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
「松嶋君、医者は泣いてはいけないよ。冷静でなければ」 と、患者さんに死去に伴い号泣する私を見て、指導医が助言をくれました。 今から20年近く前の話です。 でも、ダメだな。 昨日も泣いた。 悲しすぎて。 あまりに泣きっぷりに、家族の方が驚くくらい。 医者も人間だ。悲しいときは涙が出る。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
認知症を患う患者さんに、短時間に同じことを何回聞かれても、淡々と答えられる。ときに笑ったり、ときに驚いたりもしながら。 これが身内だったら、僕はどう振る舞うだろうかと、いつも考える。 患者さんのときのようにはいかないはずだ。 では、この違いはなんだろうか。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
ノーベル賞クラスの発見かもしれない。。 お薬の拒薬がある認知症の患う方。 小さなお皿に薬を置いて、食事の一品のように並べる。 すると、ちゃんと飲む、というか食べる! めでたし、めでたし!!
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
ステキな工夫です。さすが。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
2 years
もう経口摂取は無理だろうと、経鼻経管のまま退院してきた方。 施設に到着するや否や、管を自己抜去。そして食べる。 理屈はともかくとして、これもまたリアルワールドです。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
とにかく怒りっぽいと疲弊しまくりのご家族からの往診依頼。 お会いするとすでにご立腹。家に入れていただけない。 青空会談をして、お薬手帳のチェック。 やっぱり予想通り。 抗認知症薬二剤の併用。 すぐに中止してくださいとご家族に。 1週間後に再診予定。 きっと別人。 というか元の本人。
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町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
認知症を患う人が落ち着かないとき、便秘と排尿困難を考えましょう。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
6 years
何度も介護さんに助けられた。 医者として、もうダメだと何度も諦めかけた患者さん。担当の介護さんが私の諦めムードをよそに何度も粘る。結果、都度復活。 医者としてホントお恥ずかしい限り。以来、介護さんの提案は原則聞き入れることにした。なぜなら、言うこと聞いたほうがずっと良くなるから。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
「点滴をしないという重大な決断をされたご家族に心より敬意を表します」 終末期に点滴をせず見送ったご家族へ、臨終宣告前にかける言葉。 ここでみなさん泣かれる。それだけ重い十字架だったのだと思う。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
薬剤師さんはすごいなぁ。 内科医としては、患者さんがお薬をしっかり飲んでいただくことが、治療戦術上非常に重要です。 患者さんが、いかに納得感を持ち、いかに違和感なく、ちゃんとお薬を飲んでくださるか。 ここに、深くアプローチするのが薬剤師さん。 毎回、助かっています。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
人生ゲームの高齢者版ってないですか? なければ創ってみたい。 「孫が来た。千円をあげた」「脳卒中になってしまった。訪問リハビリ導入で5千円払った」「墓を買った」という出費があったり。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
やっぱり、胃ろうがちょっと誤解されています。 「胃ろう=延命治療」と固く信じ切っている方が多いような。 今日の勉強会でも、「胃ろうになっても食べられますよ」と言ったら、みなさん驚いていて。 胃ろうで救われる場合も少なくありません。 もちろん、胃ろうによる延命が悪いともいいません。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
経鼻経管(鼻からの菅)を何度も自分で抜く患者。 病棟の看護師さんたちは、困っていた。 そこで、真っ直ぐに問いかける。 「なぜ抜くんですか?」 「イヤだから」 至極当然の答。 看護師さんが答えに納得の上、管の大切さを説明し、抜かないよう懇願。 すると、どうだろう。 抜かなくなった。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
深夜の往診。 末期癌で、近い。 麻薬は使わないと決めている。 医者である僕に薬という武器はない。 手を握り、「だいじょうぶ、今夜はゆっくりおやすみなさい」というのが精一杯。 僕に何ができるのか? ただ、そこにいるだけだ。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
五年目の夏。 「もう1週間くらいだと思いますよ」と余命宣告をした方が、あれよあれよと回復し、五年が過ぎた。 今や102歳。 あのとき、食欲不振で入院も改善せず。 看取りということで自宅に帰った。 自宅で復活。 家の持つ力。 五年目の夏、です。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
今回も介護士さんに助けられた! 腹部にちょっぴり違和感を覚える方について、「先生、◯◯(薬)が始まってから、違和感あると言っているような」と。 「なるほど、それか!」と思って、お薬やめたら、ぱったりと訴えは消えた。 介護士さんのお話に耳をたくさん傾けよう!
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
激しい自戒を込めて。 末期癌を患う方。 一番困っていることは味覚低下。 初回診察の際、薬のせいかな、亜鉛不足かな、いろいろ考えるも妙案なく経過観察に。 2回目、やっぱりお話し。 ピンときて口の中を拝見。 舌に分厚い苔。 これか! きっとカンジダ。 すぐ気付けず申し訳ありません。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
意思疎通が困難な方に難しい決断をしなければいけない時、基本家族との話し合いになる。 話し合いが進むにしたがって、たいてい家族の思いが中心になる。 そんなとき、 「もし、◯◯さん(本人)が元気にここに座っていたとしたら、ご本人はなんといいそうですか?」 場の空気が一瞬で変わる。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
お風呂に1週間も入っていないと困っている介護者がいる。 私は知っている。 2年間入っていない方を。 とってもお元気。バイタルも、採血検査も何も問題なし。 とにかくお元気。臭くもない。 本人が困っていなければいいんじゃないか、と思う日々。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
内科医のぼくにとって、薬剤師さんはベストパートナーと確信しています。だから何でも相談しますし、意見の相違があった場合に薬剤師さんの案を採用することも少なくありません。 薬剤師さんの強みは、薬に対する圧倒的な知識はもちろんのこと、内服方法などの経験も豊富なこと。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
もの忘れが心配と受診した患者さん。 日常生活は困っていないと。TVの認知症特集を見て心配になったとか。 私から「診断し病名をつけるとあなたは今日から病人になります。診断がなければ、ちょっともの忘れがあるけど何も困っていない元気なおじいちゃんのまま」と。 診断は不要、と笑顔でお帰り。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
初診から8年ほど担当しているアルツハイマーの人。 独居。家族は遠方。 記憶障害は甚だしいが、日常生活は驚くほど維持されてる。 同様の人を複数知っているが、共通点がいくつか。 熱心なヘルパーさんが入っていること、そして遠方のご家族が毎日のように本人と電話で話していること。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
死が近いこと、死が確実そうなことなど、死について説明するとき、表情は冷静に落ち着いているが、心の中ではいつも大泣きだ。 家族のショックに比べれば、はるかにマシだろうけど。 医者も人間。 悲しいのです。 そして治せないことが率直に悔しいのです。
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町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
重度のパーキンソンを患う方に、六君子湯を追加したら、他のお薬の効果が増したというお話。 薬は腸から吸収されるので、薬の効果を期待するとき、腸の健康が大前提になります。 便秘や下痢、吸収不良があれば、せっかくのお薬も効きません。 腸にもっと目を向ける価値がありますね。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
私はスタッフと、スタッフの家族まで守ると決めている。特にお母さんと子ども。 子どもの体調が悪い時は絶対に休ませる。 子どもの行事の時も絶対に休ませる。 職場に子どもを連れてくることは大歓迎する。 世間一般ではどうもまだまだ難しいことらしいが、リーダーが腹をくくれば簡単にできる。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
「全うした」 「どんな人生でしたか」という問いへのお答え。 90弱の超高齢男性。 お答えの翌日に旅立つ。 最後の主治医であれたことが僕の誇りになった。 僕も人生をしっかりと全うしたい。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
1 year
どこに相談したらよいか困っている方々は決して少なくないと思い、なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)では「どこに相談したらいいかわからない外来」を開設しています。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
暴言、暴力がひどいので施設では受け入れられないという方を、私どもの施設で受け入れ。 お薬を劇的に調整しつつ、看護と介護でチャレンジ。 九分九厘問題なし。 誤解を恐れずいえば、背景への解釈の問題。 例えば、痰を吐いて困るということは、嚥下障害が背景だったとか。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
森の中に静かに佇むホスピスを創りたい。 ガンのみならず、あらゆる終末期の方々が集い、心を寄せられるようなところ。 お部屋の大きな窓からは木や山が。 虫も鳥も。 自然の中で、自然とともに。 そういうホスピスを創りたいです。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
短い付き合いでした。 初回、「来なくていい」と。 2回目、「また来たのか、帰れ」と。 3回目、「仕方ない、10分時間をやろう」と。 帰り際、「ありがとう」と手を差し出してくださる。 4回目、臨終の確認。 ご家族曰く、前回の訪問後、「次はいつくるんだ」と質問されていたと。 光栄でした。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
緩和ケアは、諦めの医療でもなく、死への苦痛をとる医療でもない。私はそう思っています。 最期のその瞬間まで、希望を捨てることなく生き切るため、それを後方・側方からひっそりと支える医療だと思う。 苦楽を共にする患者さんと伴走するための医療だと思う。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
6 years
認知症の人に、私が外来でお伝えすること。 忘れないように頑張るよりも、忘れてもいいように準備した方がいいですよ、と。 忘れないように〇〇やったり、忘れないように△△やったり。。。頑張りすぎて、かえってストレスになってませんか。ストレスは日々の暮らしに影を落としますから。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
私は徹底的に本人主義。 相手がどれほど認知症が重度であっても、判断能力がゼロでない限り、本人にまず尋ねるし、本人の意思を絶対的に尊重する。 見渡してみると、まず家族に連絡、まず家族に相談という状況をたくさんみえる。 家族は絶対に無視しないし、尊重する。 それでも、私は本人で。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
「(感染予防に)デイサービスに行くのは控えた方がいいと思います」 と、かかりつけ患者さんに勧めています。 すると、結構な人数の方々から「やっぱり、そうですよね」という返答が。 今日なんか、「そう思うから、デイサービス側から休止って言ってくれるとありがたいんだけど」という方も。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
介護職の愛情は、医療職のそれとは大きく違うとおもうことがある。 もちろん良い意味で。 医療職は、いくら患者中心とはいえ、大なり小なり病気をみている。 一方、介護職は、人をみている。 そりゃあ、愛情の質が違うのも当然だ。 どちらがいいと言っているのでは全くありません。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
本日、初めてお会いした患者さんへお願いしたこと。 「どんな些細なことでも、いちいち聞いてください。いちいち答えますから」 いちいち尋ねられて、いちいち答える。 これが案外大事なんじゃないかと思うのです。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
胸に突き刺さったままの言葉。 「どこにも行かないよ。先生のところで死ぬから」 総合病院に入院して手術をすれば治る可能性が幾ばくかある方に、入院を勧めた際の返答。 数日後、静かに旅立つ。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
「あの人、ニンチ(認知)、入っているから」という言葉を、よく耳にする。 何が入っているのだろう、といつも考えている。 せめて、「あの人、ニンチだから」だとまだ分かるのだが。 例えば、「高血圧、入っている」とは言わないし。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
超嬉しかった。 しばらく独居で、ほぼ引きこもり、どんよりしていた高齢女性。認知症も患う。 家族は悩むも思い切って施設入所。 すると、笑顔、笑顔、笑顔! 満面の笑み、笑み、笑み! 施設に入っていただき、ホント良かった!!
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
ビタミンB12が侮れない。 痛みにまつわる訴えが絶えなかった方に、ビタミンB12を週1回淡々と注射。 3,4回目くらいから痛みが消失。同時に、心理的不安定も改善。髪や肌ツヤも良くなって。 ビタミン、ホント侮れない。 ポイントは活性型を使うこと。 シアノコバラミンではなくメチルコバラミン。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
6 years
またもや介護さんに助けられた! 食事を摂らない認知症の方。薬も全く駄目。食事を弁当箱に入れたり、お子様ランチみたいに旗立てたり、旗に「食べてね〜」と書いたりという工夫。そしたら食への興味が盛り返し、ついにモリモリと食べたと! すごい!! これからも介護さんの言うこと聞く!!
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
6 years
抑肝散と心不全。 抑肝散での心不全は、かつて苦い経験が2回あって、以来、抑肝散には注意をしていた。だから、世間一般に1日3包という処方を散見するも、私は基本1包、多くても2包にとどめている。 今回もまた経験。1日1包、しかも心不全リスクが少ない方にもかかわらず。もっと注意する。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
今日、初めての経験。 子どもの虐待について行政に通報。 虐待はダメだ。 虐待をした人を擁護もできない。 でもねー。 虐待していた人も、本気で泣いていた。 あれは間違いなく、本気の涙だ。 繰り返すが虐待は許容できない。 しかし、虐待している人だけを一方的に問題視しても何も解決しない。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
「先生、不安だよ」 「何がって?死ぬことさ。だって、一度も死んだことがないからね」 末期ガンで終末期の方が、亡くなる四日前にこぼした言葉。 私に金字塔のごとく、常に心にある言葉。 死は誰も経験したことがなく、また一回きりの出来事。 だから、そばにいる僕には相応の覚悟が求められる。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
レビーを患う方で、とにかく食事に時間がかかると。 口の近くまではもってくるが、そこから時間がかかると。 嚥下障害は深刻ではない。 錐体外路症状の影響かと思ったら、案外そうでもない。 ここで、ご家族の超アイディア。 食べるとき、鏡を置く。 そしたら、いくらかスムースに。 すごい!
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
認知症の人が失禁をしたからといって、すべてを認知症のせいにしないでくださいね。 今回は薬のせい。 その他、腹圧性尿失禁だったり、膀胱炎だったり、様々原因あり。 また、レビーの錐体外路症状など、ADL低下で、トイレまで間に合わなかった人も。 何でもかんでも認知症のせいにしないように。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
何度でも言いたい。 認知症があろうがなかろうが、その人はその人だ。 認知症があっても、認知障害はあったとしても感情は豊かなまま。 その人は、ずっとその人です。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
90歳超の男性に、癌を見つけた。 まず、本人に告知。 『手術して、もっと長生きしますか?』 「いや、長生きはいいな」 『もう、十分に長生きだけどね』 お互い大笑い。 そして、「楽に逝きたいね」と。 本音だと思った。 『そうしましょう』と伝えた。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
6 years
認知症外来で私がご家族にいつも提案すること。 「いい塩梅に諦めてください」 認知症のリスクが加齢である以上治癒はもちろん改善すら難しい。生きている限り、年を取り、病状が進むのは当然。 良くなって欲しいと頑張るほど薬害リスクが高まったり、ストレスが増えたり。認知症と闘うより共存を。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
怒りっぽい認知症の方を見たら、まず薬を見直す。 抗認知症薬を飲んでいたら、まずそれを疑う。 飲んでいないとしても、やはり薬の悪影響を疑う。 添付文章に易怒などと書いていなからと言って鵜呑みにせずに。 まず薬です。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
認知症の人を長く担当していると、外来でふと切なくなる時がある。 認知障害が進み、決して長くはない診察時間内に、同じことを繰り返し聞かれることが増えてゆく。 少しずつ、本当に少しずつ、人格が変わってゆく。 医者の僕が切なくなる程なのだから、家族の気持ちは計り知れないのだと痛感する。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
本日の認知症外来にて。 認知症にて、すでに親子関係は破綻状態。 親子だからこその愛情。 親子だからこその悔しさ。 私のような医療者は、元来他人だから、病気のせいだと割り切れるが、家族はそうはいかない。 理屈では理解しても、感情的には難しいことって多い。 辛いな。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
胃瘻栄養の方が、食べられるようになって、胃瘻が不要になり、最終的に胃瘻チューブを抜いた。 という話をすると、結構驚かれる。 しかし、これは現実。 胃瘻を上手に活用して、よく食べて、よく生きる。 これは夢物語ではなく現実。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
施設などで、水への信頼はとにかく厚い。 「最近、水分量が少ないんです」 90歳近くの小柄な女性。 食事も含めて2000ml前後はとっている。 「十分です」とお伝え。 むしろ多いほど。 これ以上は頻尿か、心臓が弱い方だと心不全になるか。 いずれ、水は頑張ってとればいいというものでもない。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
繰り返す窃盗で、再び逮捕された超高齢者。 ご家族いわく、十年ほど前から人が変わったと。 そうです、ピックなのです。未診断ではありますが。 「悪いのは病気なのであって、お母さんではありませんよ。人と問題を分けてましょう。恨むのは病気」と私。 「救われました」とご家族。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
認知症では忘れっぽいではなく覚えるのが苦手になる。 忘れないように手帳に書いても、手帳に書いたことを覚えておけない。だから手帳を見ない。仮に手��を見ても覚えていないことにショック。 そこで私は、忘れないように努力するより、覚えなくてもいいように準備することを提案しております。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
「先生、大丈夫ですよ。介護の工夫でなんとでもなりますから」 本音ではお薬を増やそうと思ったのですが、施設スタッフの心強い発言で、お薬の増量はやめに。 覚悟が定まり、勇気ある施設。 かっこいいなぁ。 医師の出る幕はほぼなし!
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
認知症のため怒ってばかりで手に負えない、ということで往信依頼。 早速往診すると、これは認知症のせいで怒りっぽいんじゃないなと。 どうみても顔色悪いし、呼吸も苦しそう。 肺気腫は確実。 しかも、採血したら腎不全と高カリウム。 何でもかんでも認知症のせいにしないようにしたい。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
すごい施設には、すごい管理者がある。 今日は、そのすごい管理者の一言に、すごく痺れた! 「私たちは覚悟が決まってますから。問題ありませんよ」 だそうです。 管理者が、施設が、そこまで腹をくくっているんだったら、私たち医療も全力でサポートしなければいけません。 一緒にがんばろう。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
同じことを何度も尋ねてくる認知症を患う方。 もちろん記憶障害のせいであることが多いのですが、あまりに頻回な場合は強迫性障害(不安症)を疑ってみる価値がある。 加えて、ピックの常同行動という場合もなくはない。 すべて記憶障害のせいにしないほういいです。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
殺傷事件があると精神障害が、逆走があると認知症が、交通事故だと高齢者が、それぞれやたらにフォーカスされる。 それぞれの因果関係ははっきりしないし、また統計上の根拠も明確とはいえないだろう。 ただ、こうして差別が創り出されていっていると危惧しております。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
告白します。 僕は、担当患者さんのことはみんな好きですが、好きにも程度があります。 好き、大好き、すごく大好き、とびっきり大好き。 決して差別のつもりはありません。 今夜は、とびっきり大好きだった患者さんの通夜でした。 寂しくなります。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
かれこれ5年前後担当しているピックの人。 もはや重症で、コミュニケーションは長らくとれず、言葉もほぼなし。 ところがどうだろう。 最近、言葉が増え、会話のキャッチボールもできる。 「ありがとう」など配慮も! 信じられない変化。 薬は変えてない。 施設が変わっただけ。 介護がすごい。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
認知症は治らない病気だからと、介護や福祉に丸投げしている医療を時折目にする。 一方で、行動心理症状を何とかしてくれと、医療に丸投げする介護や福祉を時折目にする。 認知症を患う人を支えるのは、医療だけでも、介護だけでも、福祉だけでも不十分。 みんなで頑張る。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
俺は本当にバカ医者だと、今日も再確認した。 大切の人に重大な病気を見つけた。 悲しむ間もなく、今後の治療プランを次々と考える。なんとか、少しでも良くしてやろうと。 あぁ、一瞬でもいいから悲しみたい。それすら叶わない、というかできない。 大馬鹿だ。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
良かった。。 臨終に際し、御家族もそばにいる状況で、つい本能的にこぼした。 とっさに「亡くなったのに、良かったと言ってしまい申し訳ありません」とご家族へ。 きっと、すごく、すごく、辛かったはず。 しかし、臨終のお顔はかつて見たことがないほど穏やか。 だから、つい、良かったって。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
90代の元気なおばあちゃん。施設入所中。 血圧が140と高かったので、入浴は回避しましたとスタッフから報告あり。高くないし、年齢を考えればむしろ妥当な数値と説明し、納得をいただく。 医学は複雑で、施設スタッフの困惑も理解できる。 一つ一つ丁寧な情報提供が欠かせない。 医者の大切な役割。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
やたらに怒りっぽい超高齢男性。 アルツハイマーを患う。 ただ、アルツハイマーにしては怒りすぎ。 とはいえ、ピックというわけでもない。 話を聞き進めるとアスペルガーだった。 ごく少量のウインタミンで一発改善。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
2 years
本気で居宅介護支援事業所を創りたいと思っています。 遠方の方でも岩手に移住されて、一緒にやりませんか? 住まいは、私たちのオークフィールド八幡平を準備しますので。 単純に善いことをやりたいです。 医療と介護で強力にタッグを組んで。 ケアマネさんを探しています。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
今回、体調不良をカミングアウトして、つくづく分かった。 1割くらいの方はあっけなく離れた。 2割くらいの方は渋々妥協した。 3割くらいの方はあまり興味がない。 5割くらいの方は熱心に応援してくれた。 割合はどうでも良い。 5割の方に丁寧に向き合う仕事がしたいと思った。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
「自慢の母さんです」 未成年の息子が言った。 まもなく命の炎が消えんとする末期癌を患う母。 「立派なお母さんだね」という僕の言葉に対して。 立派な母に、立派な息子。 立派な親子です。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
「いろいろ試したけど、◯◯(コンビニ)でもらうスプーンが一番いいんだよ」と、患者さんご家族が笑顔で教えてくださいました。 介助する際、あれこれ、様々なスプーンを試した結果、これにいきついたと。 ご家族のきめ細やかさ、愛情に感動です。 こうして、患者さんやご家族から学ぶ日々です。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
あくまで経験論です。 認知症を患う方が、落ち着かない場合。 いわゆる怒りっぽかったり、など。 排便と排尿の状況を確認することを確認します。 とりわけ、便秘と排尿困難です。 少なくないと思います。
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182
@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
僕をいつも律する言葉。 「先生の実験台でいいから、俺の胃、切ってけらいん」 胃がんを患う90代女性。手術不能で緩和ケアとなり、亡くなるちょっと前の言葉。 緩和ケアでご納得いただいていると思っていた。 私への献身だったのか、死にたくない一心だったのか。 僕は今最善を尽くしていますか?
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
他の方もコメントしてますが、一人暮らしの認知症の人が、家族同居よりもずっと落ち着いてます。 BPSDも目立たないし、認知障害が重度でも日常生活も案外維持されている場合が多い。 なぜか? レッテルや差別される頻度が著しく少ないからかなと。 一人暮らしだったら昼夜逆転も問題ない!
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181
@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
凄い施設は、やはり凄い。 認知症の行動心理症状が必ずしも落ち着かない方。 正確に言えば、結構大変な方。 見るに見かねて、「お薬、増やしましょうか?」 涼しい顔で、「いや、いいです」 私から薬の増量を提案することは滅多にないのに、断られた。嬉しい誤算だ。
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181
@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
傾聴というのは、話を聞くことではなく、相手に興味を持つことだと思う。 ただの興味ではなく、深い興味。 興味があるからこそ、もっと知りたいと思い、教えてくださいとお願いする。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
詰まるところ、人間はやはり食べたものでできている。 ある90代で、認知症を患う方。 やや偏食気味で、ビタミンB12が不足気味。 一時的に、内服と注射で補充。 すると、様々な訴えが消失! 認知機能とビタミンB12の関係性は不明な部分が多いものの、有効だったと思わざるを得ない結果。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
3 years
認知症が重度だから成年後見を申請したいとケアマネ。 いやいやちょっと待って。 認知症は重度かもしれないが、判断能力は問題なし。 こうやって、安易に権利を奪っていこうとする。 本当に危険なことだと思う。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
8年前、とある研究会にて、「食べさせる勇気、食べさせない勇気」というタイトルで発表したことがあります。 嚥下障害が目立つ方に、あえて食べてもらわないという考え方もあるのではという提案でした。 私以外の発表は嚥下障害の改善例が並んでましたので、私の真逆の提案はちょっと異様な感じで。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
頭痛のとき、緑内障発作をお忘れなく。 私は身近に二人、失明に至った人を知っています。 夜間救急外来に頭痛で受診した方が、翌朝までに失明となった方。 頭痛では緑内障を疑う。 私の鉄則です。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
飲み込みは厳しく寿命が近い方。 施設の夏祭りで、冥土の土産に大好きだった日本酒を呑んでもらおうかと。 トロミをつけた方がいいと主張するスタッフをよそに、酒好きのスタッフが、トロミのついた日本酒なんてねーだろと。 なんてことありません。 ゴクゴクと美味しそうに。 もちろん誤嚥なし。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
終末期に、点滴をしないという決断は、医療者が想像するよりも遙かに、家族にとっては重いのだと思う。 臨終時、決断への敬意を示すと、泣き崩れるご家族が少なくない。 相当な十字架を背負っていたのだと察する。 その十字架が、私の言葉で降りたのであれば、本当に幸いです。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
一切の差別なく区別のために、それぞれの認知症を一言で言い切ってみます。 ・アルツ:元気ボケ ・レビー:ボーッとして歩けない ・ピック:身勝手で違和感 ・脳血管:簡単に泣く
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
食欲がないという高齢者の方に出会ったとき、考えておくこと。 ・亜鉛不足などによる味覚低下 ・レビーなどの意識障害 ・癌などの身体疾患 ・認知症やうつ この他もいろいろあると思う。 そして、忘れてはいけないのは、提供される食事の質。 美味しくないとか。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
重度の認知症を患い、かつ独居という方を、これまで何名も自宅で診てきた。最期も自宅。 近所や包括からは、無言含めた施設入所のプレッシャーを受けること複数。 気にせず、ひたすら本人の意思に従い、淡々と支える。 本人と主治医が腹をくくれば、たいていのことは乗り越えられる。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
私の前でニコニコしていた患者さんが、介護職の前では恐ろしいほどの暴言・暴力をはたらく。 どう解釈すればいいか。 ・医者の前で落ち着けるという社会性が残っている ・激しい二面性を持つ どちらも正しく、またこれ以外の解釈もまたあるだろう。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
1 year
「美健外来、いかがですか?」 なないろのとびら診療所では、ひとりでも多くの方にすこやかな毎日を送っていただきたいと願い、「美健外来(びけんがいらい)」開設しています。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
なないろのとびら診療所を運営し、在宅医療と認知症治療に集中する��自称「患者バカ町医者」です。 理念は「日々最善を尽くす」 実践から学ぶ終末期や認知症のことを中心に呟きます。 より本音で語り合いたい方、オンラインサロンにてお会いいたしましょう。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
5 years
重度のピックで、かつ超高齢の方。 施設入所中。 尿意はもちろん、便意を訴えることもない。 常時オムツ。 食事は全介助。 いつもニコニコ、決して不幸そうではない。 オムツを外して、トイレで排便・排尿がいいに決まっているという意見を施設スタッフから。 僕は必ずしもそうではないと思った。
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@daimatsushima
町医者 松嶋大 @ なないろのとびら診療所
4 years
僕は、実は、ちょくちょくインフルエンザにかかります。 ただし、患者さんからもらった記憶はありません。 数えきれないほど、インフルエンザを患う患者さんを診察しているにもかかわらず。 でも、娘からは毎年のようにもらいます。 おかげで、一緒に休む羽目になります。 この違い、分かりますか!
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