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哲学者/哲学研究者(古典的現象学と現代現象学)。見解はすべて個人のものであり所属組織とは関係ありません。専門的なことはブログをどうぞ: お仕事のご用命はリンク先にあるメールアドレスまでお願いします。A Researcher in Philosophy.
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大雑把に言えば、タイトルの問いに「必要ない」と答える論文が出た。 Hanno Sauer, "The End of History", Inqury. https://doi.org/10.1080/0020174X.2022.2124542 読んでみたら面白かったので、自分用のメモも兼ねて概略をまとめておいた。感想な…
以前にもフッサール研究会から情報提供があり、知っている人もけっこういるとは思いますが、『フッサール全集』(Husserliana)の第1巻から第28巻までの大部分はネットで無料で手に入れることができます。 ページを開いてもどこからダウンロードできるのかがやや分かりにくい場合があるので(私は最初少しとまどいました)説明し…
前回の記事の続き。大雑把には「現代哲学の研究に哲学史は必要ない」という主張を擁護した論文 Hanno Sauer, "The End of History", Inqury. https://doi.org/10.1080/0020174X.2022.2124542 について、いくつかの補足をしておく。ちなみに哲学史と…
Philosophy is often divided into two traditions: analytic and continental philosophy. Characterizing the analytic-continental divide, however, is no easy task. Some philosophers explain the divide...
折りに触れて読み返したいし、いろんな人に読んで欲しいのでここに引用しておこう。 〔…〕客観性と非客観性との区別(こちらの区別は、公共的に認められ合理的に批評可能な議論の水準が存在することや、真理を目指す推論が存在することと関係があるように見える)が、人間中心的なものと非人間中心的なものとの区別(この区別は、人間的な関心…
Encyclopedia of the Philosophy of Law and Social Philosophy(『法哲学・社会哲学百科事典』)という事典 link.springer.com にフッサールについての項目 link.springer.com を書きました。いまのところオンラインでしか読めないのですが…
1923年から1924年にかけて、フッサールは日本の総合誌『改造』に3篇の論考を寄稿した。当時いろいろあって未刊行に終わった残り2篇とあわせて「『改造』論文」とも呼ばれるこの連続論文は、1989年に『フッサール全集』(Husserliana)第27巻として出版されるまで、世界中のほとんどの人にとって読むことが難しい文献…
『フッサール 志向性の哲学』(青土社、2023年)を、著者の富山豊さんからお送りいただいた。待望の単著といっていいだろう。志向性に関するフッサールの見解について私が論じる次の機会——万事が順調に進めば今年の5月後半には最初の機会がやってくる——に本書を詳しく検討しなければならないことははっきりしているので、まずはざっと…
先日勤務先で一般向けの講座を行う機会を得て、「哲学と哲学史——両者は切り離せないのか」という内容で話をした。下記の記事からはじまる当ブログの一連のSauer論文記事を本題としてその前後に前置きと展望を挟むという感じの構成で、どちらかといえば利他的な動機に基づいて書いたものが結果として自���を助けてくれたかたちになった。や…
植村玄輝『真理・存在・意識: フッサール『論理学研究』を読む』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約1件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。
プラトン哲学の「おもしろくて大切なところ」をあえて一言で表わせば、「批判と変革の哲学」だ、と言いたい。こんなふうに表現すると、プラトンを旧式の左翼の一員に仕立てているように聞こえそうだ。だが、これは特定の政治的立場を表わそうとしたものではない。 「批判」つまりクリティークとは、非難したり否定的な態度をとったりすることではなく、相手とする主張の論拠やそこからの帰結などについてよく考察し、事の是...
年末年始の読書は10月に出たJonathan Strassfeld, Inventing Philosophy’s Other. Phenomenology in America (University of Chicago Press, 2022)に決めた。 アメリカの哲学メインストリームにおける現象学とその不在とい…
今日も続きの話を、しかし短めに。まずはおさらいから。 Sauerの言いたいことは、要するに次のように再定式化できるものだった。 もしあなたが特定の哲学の問題について、真だと考えることを支持する理由のある考えを手に入れたいならば、歴史上の哲学者の著作を読むことは不要である。 ここでの「特定の問題」とは、哲学の歴史のなかで…
第20回フッサール研究会 日時・場所 日時:3月12日(土) 場所:オンライン(Zoom) プログラム 13:00-14:20 入江祐加(香川大学)「精神科学において客観的認識はいかにして可能か? ──ガーダマーのディルタイ批判およびローディのガーダマー批判に導かれて──」 14:30-15:50 村田憲郎(東海大学) ブレンターノ1884/5年講義「基礎論理学とそこに必要な刷新」について...
記事種別: 翻訳
ここ一年半くらい、研究上の必要もあって*1、時間をみつけてはフッサールの書簡集を読んでいる。そうすると、当然のことながらフッサールの個人的なエピソードにもたびたび出くわすことになる。 たとえば、兄のハインリヒ・フッサールに宛てた1910年12月13日付の書簡には、このときフッサールが講義の前日の夜だというのに準備ができ…
What is the primary intellectual aim of philosophy? The standard view is that philosophy aims to provide true answers to philosophical questions. But if our aim is to settle controversy by answerin...
Immanuel Kant, Kritik der reinen Vernunft
Ende der achtziger Jahre inspirierte die Kontroverse über Martin Heideggers Verhältnis zum Nationalsozialismus zahlreiche Untersuchungen, die sich der bis dahin gänzlich vernachlässigten Geschichte...
この記事のPDF版をこちらからダウンロードすることができます。 はじめに 読書案内 まずは本人の書いたものをちょっと読んでみる やたら細かい知覚の分析をよりよく理解し、壮大な構想との接点を垣間見る さらに先に進みたい人のためのヒント はじめに この文書は「フッサールの現象学に興味があるけど、難しそうだしどこから手をつけ…
ヒトラーは、どのようにして大衆の支持を得て独裁者となったのか。安楽死殺害やホロコーストはいかにして行われたのか。その歴史を知るための入門書であり、決定版の書。ナチ体制は、単なる暴力的な専制統治ではなく、多くの国民を受益者・担い手とする「合意独裁」をめざした。最新研究をふまえて、未曾有の悪夢の時代を描く。(講談社現代新書) 「人類の歴史における闇」ともいえる、ヒトラー政権時代。 その数々の疑問...
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ひとつまえのエントリの補足。富山豊『フッサール 志向性の哲学』には簡潔で要を得た読書案内がついているのだけど、そこで紹介されていないおすすめの文献をふたつ紹介しておこう。 (1)富山本の177–184ページでも論じられているフッサールの「充実」概念については、ジョスラン・ブノワの次の論文を読むと面白いだろう。簡単なもの…
Continental Philosophy Review - Following a brief summation of the phenomenological method, the paper considers three metaethical positions adopted by phenomenologists and the implications of those...
Human Studies - This paper discusses the phenomenological method’s reliance on imaginative procedures in view of ethnomethodological research. While ethnomethodology has often been seen in...