大雪山系の伏流水に恵まれた日本酒の生産地・旭川市で、3つの酒蔵が業容拡大に向けた取り組みを加速している。人口減や若者のアルコール離れによる逆風が強まる中、品ぞろえの拡充や集客施設の新設などで、若年層やインバウンド(訪日外国人)に日本酒の魅力を訴求しようとしている。日本清酒(札幌市)傘下の高砂酒造(旭川市)は、日本酒に果実成分などを添加したリキュール部門の品ぞろえを増やす。リキュールは2023年