いま政府の判断が遅いと憤っている皆さん。自粛を要請するだけで自身の生活や活動に対する補償はなにもないと憤っている皆さん。リーマンショックを越える未曾有の経済危機を迎えているにもかかわらず利益誘導優先の政策に憤ってる皆さん。それ、選挙の時までちゃんと覚えていてください。

覚えていてください。1月の頭からずっと「コロナ対策について検討したいから厚生労働委員会を開いてくれ」と野党から要請を受けていたのに、政府与党は国内感染拡大の兆しが見えるまでそれを拒否し続けていたことを。

覚えていてください。なんの予告や準備もせず、具体的な対応策や補助策を打ち出すこともないまま、木曜日の夕方に急遽"翌週からの小・中・高全国一斉休校の要請”という丸投げを行い教育現場と子どもを持つ家庭を大混乱に陥らせ給食に関わる企業や生産者を苦境に陥らせたことを。

覚えていてください。国民に"不要・不休の外出は控えろ”と要請しておきながら、首相は支持者や支援者との会食を繰り返し、首相夫人はセレブを呼んでレストランでお花見会食をし、自民党議員は政治資金パーティーを開いていたことを。

覚えていてください。セレブを呼び十数人でお花見会食をしていた首相夫人の行為について、首相はその軽率さを認めるどころか、逆に国会で堂々と開き直っていたことを。

覚えていてください。長期に渡る自粛要請の影響で仕事を失い収入が絶たれるフリーランスが続出するなかで、政府は具体的な支援を行おうともせず、野党から厳しい要求を受けてようやく出してきたのが"仕事ができなくなった日一日あたり4100円”という正規・非正規雇用者の半額でしかなかったことを。

覚えていてください。リーマンショックを越える経済危機に直面し明日の生活すら見通しが立たない人が多数いる最中で、財務大臣が「みんな銀行にお金が余っているじゃん」などと曰い、政府も頑なに現金の一律給付や大規模減税を否定し商品券の配布にこだわり続けたことを。

覚えていてください。国民の困窮が目に見える最中に、自民党の族議員は国民全体の困窮を救う経済施策よりも自分たちの支持母体でる業界への利益誘導にやっきになっていたことを。

@inumash 補償がない新型インフルエンザ等対策特別措置法を成立させたのは民主党政権だということも覚えておいて下さい